October,2023
Chou Chia Yu
:She is looking for where she belongs
フィクションとノンフィクションのはざま
”三体”という作品の著者 劉慈欣が「S Fにおけるヒトの意味合い」について
対談の中で言っていた中で
”SF小説の人物描写と伝統的な文学の人物描写の間に決定的な違いがあるとすれば、それは、
SF小説の中の人物が、国籍や民族といった政治的区分による属性をおびた個人ではなく、
人類を全体として捉えたヒトであるという点です。”
治療をする立場は、相手のパーソナリティや現在の置かれた環境、
どんな心境か、またはコンディションなどを本人から聞き(前者の属性を帯びた個人の部分)
そして直接カラダに触って、状態を診る(これが後者のヒトとしての部分)。
そのはざまに居ることができるのも、
そしてそのはざまでどこまでその先の行方を見据えて取り組むか、
というのもこの職業の醍醐味な気がする。
観察者で、想像を凝らす。
SF小説を読んでいると、そんなことがよぎる。
人の社会への生きづらさの対策のひとつに、
このSF小説の感覚を入れてみるのもいいかもしれない。
“個人”である側面と、“ヒト”である側面。